労災保険法(第2章-業務災害及び通勤災害)rsh2601B

★ rsh2601B自動車運転手Aは、道路工事現場に砂利を運搬するよう命ぜられ、その作業に従事していた。砂利を敷き終わり、Aが立ち話をしていたところ、顔見知りのBが来て、ちょっと運転をやらせてくれと頼んで運転台に乗り、運転を続けたが、Aは黙認していた。Bが運転している際、Aは車のステップ台に乗っていたが、Bの不熟練のために電柱に衝突しそうになったので、とっさにAは飛び降りようとしたが、そのまま道路の外側にはね飛ばされて負傷した。このAの災害はAの職務逸脱によって発生したものであるため、業務外とされている。
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○正解
 
たまたま会った知り合いにトラックを運転させて生じた負傷は、業務外である(「作業中」に発生した災害は、原則として、業務災害とされるが、私的行為業務逸脱行為天変地異等(業務外の原因)により発生した場合及び業務離脱中担当業務外の行為に従事中等に発生した場合には、業務災害と認められない場合がある)。
詳しく
(昭和26年4月13日基収1497号)
(問)
 D貨物㈱O支店の運転手Mは、N川から道路補修工事場に砂利を運搬するよう命ぜられ、約1キロメートルのところを運搬していた。
 1カ所の砂利を敷き終り、Mが道路上で立話をしていたところ、顔見知りのUがきてちょっと運転をやらせてくれと頼んで運転台にのり、運転をつづけたが、Mは黙認していた。
 Uが運転をしている際、Mは車のステップ台に乗っていたが、不安定な運行状態で、若干スロープがついている関係とUの不熟練のため電柱に衝突しそうになったので、とっさにMは飛び降りようとしたが、速度が早かったため電柱と積荷台の端角とに下腹部を狭撃され、そのまま道路の外側にはねとばされて負傷したものである。
(答)
 業務外である。

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