選択記述・労働一般rih23

rih23 次の文中の     の部分を対応する選択肢群の中の最も適切な語句で埋め、完全な文章とせよ。

 日本企業の人事賃金制度は、第二次大戦後、何回かの大きな節目を経験しながら変化し、現在に至っている。第二次大戦直後に登場し、その後の日本企業の賃金制度に影響を与えたのが  A  である。戦後の混乱期の中で、「食える賃金」の実現をめざして提唱された。 1950年代になると、年次別学歴別賃金制度が主流になる。当時の新入社員の属性を基準とした仕組みは、一定の納得性を持って受け入れられた。

 1960年代初め、当時の日本経営者団体連盟(日経連)は、賃金の「近代化」を目指して、  B  を導入することを大きな目標として掲げた。同じ業務であれば誰が担当しても賃金は同じという仕組みは合理的だと考えられたが、日本企業の労働実態と合わなかったために広く普及することはなかった。

 1960年代後半になると、年次別学歴別賃金制度の限界が見えてきた。日経連は、大企業の人事課長クラスをメンバーとする研究会を立ち上げ、その研究会の成果を1969年に  C  として出版し、その後の人事賃金制度の基準を作った。

 1970年代以降、  D  が日本企業の人事制度の主流になる。この仕組みは、従業員の能力育成を促進する効果を持っていたが、1990年代初めのいわゆるバブル崩壊とその後の不況の中で、能力の高まった従業員にふさわしい仕事を用意できないために、賃金額が企業業績への貢献を上回るという問題を発生させた。 この問題を解決するものとして期待されたのが  E  であったが、企業業績への貢献を客観的に測るのが難しいという新たな課題を発生させた。

A ①恩給制度 ②電産型賃金制度 ③年俸制度 ④俸給制度
B ①職務給制度 ②定額給制度 ③歩合給制度 ④役職給制度
C ①『職能資格基準のつくり方』 ②『職能資格制度と職務調査』 ③『職務分析・調査入門』 ④ 『能力主義管理』
D ①仕事給制度 ②職能資格制度 ③職務等級制度 ④役割給制度
E ①勤続給制度 ②成果主義的賃金制度 ③定期昇給制度 ④年齢給制度
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A→②電産型賃金制度
B→①職務給制度
C→④『能力主義管理』
D→②職能資格制度
E→②成果主義的賃金制度
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