労働基準法(第4章-労働時間①)rkh1003B

★★ rkh1003B隔日勤務のタクシー運転者や長距離トラックの運転者については、1年単位の変形労働時間制における1日の労働時間の限度は、当分の間、16時間とされている。
答えを見る
×不正解
 隔日勤務のタクシー運転者(ハイヤー運転手を除くについては、当分の間、1年単位の変形労働時間制における1日の労働時間の限度は、則12条の4第4項の規定にかかわらず、16時間とされている。
詳しく
 この特例の対象者は、「隔日勤務のタクシー運転手」だけであり、「長距離トラック運転手」「ハイヤー運転手」には適用されません。平成10年において、ひっかけが出題されています。
則附則第66条
 (2019)一般乗用旅客自動車運送事業における四輪以上の自動車(一般乗用旅客自動車運送事業の用に供せられる自動車であつて、当該自動車による運送の引受けが営業所のみにおいて行われるものを除く。)の運転の業務に従事する労働者であつて、次の各号のいずれにも該当する業務に従事するものについての法第32条の4第3項の厚生労働省令で定める一日の労働時間の限度は、第12条の4第4項の規定にかかわらず、当分の間、16時間とする
1 当該業務に従事する労働者の労働時間(法第33条又は第36条第1項の規定により使用者が労働時間を延長した場合においては当該労働時間を、休日に労働させた場合においては当該休日に労働させた時間を含む。以下この号において同じ。)の終了から次の労働時間の開始までの期間が継続して20時間以上ある業務であること。
2 始業及び終業の時刻が同一の日に属しない業務であること。
(平成11年3月31日基発168号)
 深夜時間帯における公共交通機関としての役割を果たす上で不可欠な勤務形態である隔日勤務のタクシー運転者については、タクシー業が、総費用の8割を人件費が占める極めて労働集約的な産業であることに加えてその公共交通機関であるという性格から運賃が認可制とされ企業が運賃を自由に設定できないという制約もあり、他業種に比べて労働時間の短縮が困難であることから、1年単位の変形労働時間制を効果的に活用し、季節等による需要の波動に弾力的に対応しつつ休日増を図り、効果的な稼働を行うことが、週40時間労働制の定着を図るために有効である。
 このため、隔日勤務のタクシー運転者については、実質的に1勤務で2日分の労働を行っているという実態を考慮し、当分の間、1年単位の変形労働時間制における1日の労働時間の限度を16時間にするものであること。

 次の問題へ

スポンサーリンク

 前の問題へ 労働基準法

関連問題

rkh3002イいわゆる一年単位の変形労働時間制においては、隔日勤務のタクシー運転者等暫定措置の対象とされているものを除き、1日の労働時間の限度は10時間、1週間の労働時間の限度は54時間とされている。×


トップへ戻る