労働安全衛生法(第2章-安全衛生管理体制)rkh0708C

★★● (2019)rkh0708C産業医は、当該事業場の労働者の健康管理に関する事項で医学に関する専門的知識を必要とするものについて、総括安全衛生管理者に対して勧告することができる。
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○正解
 産業医は、労働者の健康を確保するため必要があると認めるときは、事業者に対し、労働者の健康管理等について必要な勧告をすることができ、事業者は、当該勧告を尊重しなければならない。また、産業医は、労働者の健康管理等について、総括安全衛生管理者に対して勧告し、又は衛生管理者に対して指導し、若しくは助言することができる。
詳しく
 「事業者」に対しては勧告「総括安全衛生管理者」に対しても勧告「衛生管理者」に対しては指導・助言となります。
 産業医が、総括安全衛生管理者の指揮監督を受けることはありません。昭和49年において、ひっかけが出題されています。

 事業者は、勧告を受けたときは、当該勧告の内容その他の厚生労働省令で定める事項を衛生委員会又は安全衛生委員会に報告しなければなりません(法13条6項)。

(2019)anh21D労働安全衛生法では、常時50人以上の労働者を使用する事業場の事業者は、産業医を選任しなければならないとされ、同法第13条第5項では、「産業医は、労働者の健康を確保するため必要があると認めるときは、事業者に対し、労働者の健康管理等について必要な  D  をすることができる。」と定められている。
第13条
○1 事業者は、政令で定める規模の事業場ごとに、厚生労働省令で定めるところにより、医師のうちから産業医を選任し、その者に労働者の健康管理その他の厚生労働省令で定める事項(以下「労働者の健康管理等」という。)を行わせなければならない。
○2 産業医は、労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識について厚生労働省令で定める要件を備えた者でなければならない。
○3 (2019)産業医は、労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識に基づいて、誠実にその職務を行わなければならない。
○4 (2019)産業医を選任した事業者は、産業医に対し、厚生労働省令で定めるところにより、労働者の労働時間 に関する情報その他の産業医が労働者の健康管理等を適切に行うために必要な情報として厚生労働省令で定めるものを提供しなければならない。
○5 (2019)産業医は、労働者の健康を確保するため必要があると認めるときは、事業者に対し、労働者の健康管理等について必要な勧告をすることができる。この場合において、事業者は、当該勧告を尊重しなければならない。
○6 (2019)事業者は、前項の勧告を受けたときは、厚生労働省令で定めるところにより、当該勧告の内容その他の厚生労働省令で定める事項を衛生委員会又は安全衛生委員会に報告しなければならない。
則第14条
○3 産業医は、第1項各号に掲げる事項について、総括安全衛生管理者に対して勧告し、又は衛生管理者に対して指導し、若しくは助言することができる
○4 事業者は、産業医が法第13条第3項の規定による勧告をしたこと又は前項の規定による勧告、指導若しくは助言をしたことを理由として、産業医に対し、解任その他不利益な取扱いをしないようにしなければならない。

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rks4908C 産業医は、総括安全衛生管理者の指揮監督を受けながら、専門家として労働者の健康管理等にあたらなければならない。×

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