労働一般の法規について分析してみました。

出題法令

 過去に出題された主な法令の数23あります。厳密には家内労働法や地域雇用開発促進法など他にも出題実績のある法令はあるのですが、さすがに再出題の可能性は低いですので、省いています。

 出題された法令は次の通り。

  • 労働組合法
  • 労働関係調整法
  • 労働契約法
  • 労働時間等設定改善措置法
  • 個別労働関係紛争解決促進法
  • 短時間労働者雇用管理改善法
  • 最低賃金法
  • 賃金支払確保法
  • 中小企業退職金共済法
  • 男女雇用機会均等法
  • 育児・介護休業法
  • 次世代育成支援対策推進法
  • 女性活躍推進法
  • 労働施策総合推進法
  • 職業安定法
  • 労働者派遣法
  • 若者雇用促進法
  • 高齢者等雇用安定法
  • 障害者雇用促進法
  • 職業能力開発促進法
  • 求職者支援法
  • 建設労働者雇用改善法
  • 過労死等防止対策推進法

 

 出題されたピース(出題論点)は、全300労働基準法のピース数が820ですから、いかにそのピース数が少ないかがわかります。

 

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ピース(出題論点)分析

 次に法令別出題ピースをみてみます。

 

労働組合法 50
労働契約法 38
男女雇用機会均等法 30
職業安定法 21
障害者雇用促進法 21
最低賃金法 20
職業能力開発促進法 20
労働者派遣法 17
高齢者等雇用安定法 12
中小企業退職金共済法 11
育児・介護休業法 11
賃金支払確保法 9
次世代育成支援対策推進法 8
労働関係調整法 7
短時間労働者雇用管理改善法 7
労働施策総合推進法 7
労働時間等設定改善措置法 4
個別労働関係紛争解決促進法 2
建設労働者雇用改善法 2
女性活躍推進法 1
若者雇用促進法 1
過労死等防止対策推進法 1
求職者支援法 0

 

 全ピース300のうち、赤字及び青字の法令で出題されたピース数を合計するとちょうど200になります。

 すなわち、3分の2を網羅することになります。したがって、労働一般の法規で足下をすくわれないためには、まずはこの法規を潰すことが第一となります。漠然と取り組むのではなく、この7つの法律では失敗は許されないという強い意志を持って学習する必要があります。

 そのうえで、緑字の法令をこなしていくことになります。ここまで消化すると251となり、全論点の80%をカバーすることになるので、択一については合格ラインにのることになります。

 

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注意点

 ピース数は多くないため、ピースを潰していくことにはそれほど多くの労力はかからないかと思われます。ただし、すでにご存じの通り、労一が難しい点は、選択式です。したがって、択一対策は早々に終わらせて、軸足を選択式に移してください。出題箇所に固執せずに全範囲に目を配ってください。

 

 学習する際は、細かなことに目を奪われることなく、「本試験ででたときに解けなかったら合格できない」と思われる点に多くの時間を割いてください。「これはだれも知らないな。これが解けたら差がつく」といった論点に目を奪われないことが大切です。

 

 あくまでも、守備の科目。そう割り切ることが最も重要な科目となります。

 

 



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サイキョウ社労士
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