労災保険法(第2章-業務災害及び通勤災害)rsh0502D

★ rsh0502D断崖絶壁の石切場で職人の手伝いとして働いていた労働者が、休憩時間中、職人らが「喉が渇いたな」と言い出したので、ヤカンを持ち水汲みに行く途中、崖から転落し負傷した。本件は、業務外の災害である。
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×不正解
 
断崖絶壁の石切り場で働いていた日雇労働者が、休憩時間中水汲みに行って転落し死亡したことは、業務上と扱われる。
詳しく
(昭和24年12月28日基災収4173号)
(問)
 被災者Nは、石切り場の職人の手伝いとして働いていた。石切り場は断崖絶壁で、作業場は海面から約25メートルの高さのところにある。Nは同僚中で1番若かったので、夏の暑い時は朝ヤカン1杯の飲料水を持って現場に上り、昼食時には下りて休憩し、仕事にかかるときは再び飲料水をヤカンで持って上っていた。暑い時などは途中で汲みに下りることもあった。当日(9月19日)は、曇っていたので昼まで飲料水は不用であろうと思って発破用の塩水だけを持って上っていたが、9時10分から20分頃休憩になったとき、誰かが「咽喉が渇いたな」といいだしたので、Nはヤカンを持って下へ降りて行き、山の方へ帰りかけた瞬間転落し、後頭部を粉砕して死亡した。
(答)
 業務上である。

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